声優・役者な葛城七穂の   ゆらゆら生活あれやこれや
by n-katsuragi
「不謹慎」という言葉
2011年 03月 22日 |
「不謹慎」とは、という問いかけがあちこちで話されている。

私は怖いキーワードだと思っている。
「不謹慎」のボーダーラインはどこにあるのだろう。
その言葉を振りかざす人に聞いてみても、この答えは返ってこないのではないか?

ある人が
「不謹慎」という言葉は抽象的過ぎ。
「嫌い」の意思表示以外に役に立たないと思う。
と書いていた。

なるほど。
「嫌い」だ!

その人にとってその行動が「嫌い」だったから「不謹慎」と断罪するんだ。

そう思うとそんな断罪の仕方って陰湿だなぁ。
きちんと自分の意思で「私はその行動を好まない」と言えばいい。
ひっくり返せば、
「周りから見てその行動はダメって言われてるよ」と攻撃して
自分自身は盾の裏に隠れるって事じゃない?

ううむ。

正直言って「不謹慎」って言葉、私も使った覚えがある。

でも最近やたらと引っかかって疑問に思っていた。

このエンターテインメント業界にいたら、このワードに振り回される。

友人達からの公演自粛メール、休演メール、お仕事なくなったメール、申し訳なさそうな公演開催予定お知らせメール。
みんな悩んで答えを出そうとしてる。


昨日。

やっぱり悩んで答えを出した人のライブに行ってきた。

ねったん(夢輝のあ)のライブ。
こんな時期、予定していたライブを行ってよいのだろうか。
相当悩んで、そしてチャリティライブとして開催した。
なるみちゃん(鳴海じゅん)も急遽参加。
彼女も前の晩まで悩んだと言っていた。

節電を叫ばれる中、照明を使ってしまっていいのか?
どんな節電方法があるか?
人は元気にならないと他人を助けられない。
そんなパワーを与えたい。
賛否両方の考えで頭はぐるぐるだろう。


実際。
会場は満員のお客さま。
ライブ後の募金箱には紙幣ばかりが入れられ(私も紙幣を用意した…)
終演後のなるみちゃんは「逆にお客様にパワーをもらった」と言っていた。


この時期にライブを行うのはある意味英断だっただろう。
賛否両論だと思う。

けれど。
(ここから先は一般のエンターテインメントに関して言うね)
サービスの提供を「不謹慎」と断罪するなら
行かなければいい。
参加するしないの選択権は与えられているのだから。
提供自体を停めようとしないで欲しい。
彼らは悩んだ上で提供を決めた。
参加しないことで反対意見表明すればいい。
そんな人が圧倒的に多ければ、提供する側もおのずと淘汰される。
何よりもそんなサービス業界で仕事してる人は生活がかかっているのだ。



そんなこんなで頭はぐるぐるしてる。


うちの劇団も次の公演を予定してる。
またお知らせしなければならず、やっぱりぐるぐる考える。


この意見にも賛否両論だろうな。

先に謝っておきます。
ごめんなさい。
私個人の一意見です。
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by n-katsuragi | 2011-03-22 18:10 | ゆらゆらした日常 | Comments(3)
Commented at 2011-03-22 21:58 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 残念です at 2011-03-23 01:54 x
サービスの提供を「不謹慎」と断罪するなら行かなければいい。

私はこれには反対です。
毎日計画停電に追われ、でも被災者の方たちのことを思うと苦にならない。
でも、23区の対象外地域や、まして、「サービス」等娯楽に関しては、強制的にやめない限り、「ムダ」が
発生します。

今回の震災がなかったらこんなことは言いません。
でも、必死に生きている人からすると…ちょっと違うのではないかなと思いました。
Commented by 璃弥 at 2011-03-23 03:11 x
不謹慎だとは思いませんよ。
私は断罪はしません。
今回そのコンサートを開催した出演者に私の大好きな人がいるから、という理由だけではないです。
舞台セットや照明の電力、余震が来た時の危険性やその備え。いろんなことを考えた上でしょう。
歌で心が届くなら。
想いに賛同なさる方々がいらっしゃるなら。
ただ、いまは、コンサート無事ご成功おめでとうございます、とだけお伝えしたいです。