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声優・役者な葛城七穂の   ゆらゆら生活あれやこれや
by n-katsuragi
「廃屋のビオトープ」 @シアターグリーン小劇場
2005年 11月 21日 |
ってな訳で、観てまいりました。
山像かおりさん(がっちゃん)、渡辺美佐さんの出てる芝居。

これまた、なかなか良い芝居でしたよ。
っていうか、この二人の女優の上手さに脱帽ってな感じで、惚れなおしちゃった。
イイ女なんだよな~。
がっちゃんなんて田舎のガサッとしたおばちゃんの役なんだけど、素敵な女性に見えてくる。
美佐さんはキャリアウーマンで、ともすれば悪役になってしまうのに柔らかい。すんごい共感できちゃう。
ちくしょ~、こんな女優になりたいぜっ!!

芝居は2時間弱とちょっと長いかなと思うけど、まあ観てしまう。
息子の「お父さんは将来何になりたいの?」という台詞はすごいね。
その一言で問題の全てが集約されるんだから…
芝居のラストでがっちゃん演じるところの金井さんが、美佐さん演じるところのミドリさんに「(来てくれる事になって)良かったぁ~!」と号泣しながら喜んであげるシーン。あれには客席みんなやられたんじゃないかな。
人のあたたかさ、せつなさ、何もかもぜーんぶ込みの感情の爆発。
彼女を嫌いになる人はいないだろうね。

蔵の屋根裏が舞台。
正面舞台奥に大きな窓。そこから見えるのは空の色だけ。
この空の色がくせもの。
照明のマジック。
きらきらした太陽。美しい夕焼け。どすんと雲が垂れ込めたような色だなと思ったら雨の音が…
窓の向こうに広がっているであろう田舎の風景が目に浮かぶようで。

「廃屋のビオトープ」 @シアターグリーン小劇場_e0088684_0244990.jpg

終演後は合同飲み会。
写真は左から美佐さん、私、がっちゃん。
出来上がってるね。

今回一緒に行ったのは、アニメ監督のH氏、若ショーでお世話になったるりしゃん、まあこちゃん。
現地で一緒になった脚本家金津氏。
いやあ、おおいに盛り上がる。
かなっちゃんも声がでかいから、おいおいって事まで大声で喋る。
H氏は徹夜で仕事してきて駆けつけて、飲み会半分まで出てまた仕事に戻っていかれた。
すごい人だ。
盛り上がった我々は締めのラーメンにはしご。
こんな時に「太っちゃうから~」なんて人がいないのが素敵。

あ~、楽しかった!
by n-katsuragi | 2005-11-21 01:05 | 芝居だよ