声優・役者な葛城七穂の   ゆらゆら生活あれやこれや
by n-katsuragi
「忠臣蔵」の季節
2005年 12月 17日 |
師走も半ばになると「忠臣蔵」の季節となっている。
TVでも昔の「忠臣蔵」ものの映画がどこかで流れているし、14日にはニュースでも「今日は赤穂の義士達の討入りの日です」なんて言っていたりする。
ま、実際には旧暦だから年あけてからなんだろうけれど。

その昔、と言っても十年ちょっと前くらいに、宝塚歌劇団でも「忠臣蔵」を演っている。
ずばり、「忠臣蔵」のミュージカル化だ!
はいはい、出てましたよ。
今になって、他の役者さんとかにその事を話すとびっくりされる。
武林唯七を演ったよ、新人公演では吉良上野介を演ったよと言うと、もっと驚かれる。
そりゃそうだ。普通、女優の履歴(?)に吉良上野介やら弁慶やらの名は並ばない。

話を元に戻そう。
日本人は「忠臣蔵」が大好きである。
これはもう典型的な義の心。忍耐の心。
ああ、何で日本人って…
私も大好き!日本人だな~って心から思う。

この公演、演目が決まって、まだ稽古に入る前に、組で旅行があった。
赤穂に行ったんだっけ…?
この時、バスの中で、作・演出の柴田侑宏先生が次の公演の構想を夢見るように語って下さった。
「開演。幕が上がると舞台一杯の大階段が降りているんだ。階段の両脇は欄干。つまり大橋(永代橋?)なんだな。
音楽と共に、討入りをして本懐を遂げた四十七士が上からザッザッザッと降りてくる…」

これだけ聞いただけで私はもう震えましたよ。
やりたいっ!これがやれるんだ~!って。

実際、この時も皆「忠臣蔵」にハマリまくったね。稽古場のあちこちに資料の本は積み重なっているし、色々な映画のビデオが飛び交っていた。
男役も女役も…
でも、この時ほど男役で良かった~ と思った事はなかったかも。
もちろん忠臣蔵の妻達の物語もたっぷりある。
けれどやっぱり四十七士でしょう。

物語の終盤、本懐を遂げ再び義士達が列になって歩く。そして銀橋(エプロンステージ)へ。
気持ちは最高潮。
稽古場での通し稽古では毎回、涙が止まらなかった覚えがある。

結局、役者が気持ちよく酔える芝居なんだな。
あ、私、危険な事言ってる?危険な事言ってる?危険な事…
ま、いいか。
気持ちよく酔える事も、きっと大切。

ああ、また演ってみたいな「忠臣蔵」
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by n-katsuragi | 2005-12-17 02:23 | ゆらゆらした日常 | Comments(2)
Commented by 富さん at 2005-12-18 00:12 x
ななほさんの弁慶・・・・・・・・
観たいかも 笑
若ショーで是非!
・・・あれ?じゃあ若が・・・?
Commented by n-katsuragi at 2005-12-18 00:48
弁慶、やったよ。新人公演で。
あれは気持ちよかった~!
大劇場で大見得切って、セリ下がっていくのさ。毎日やってる本役さんが羨ましかった。
若ショーでセリ作ってくれるかな…