声優・役者な葛城七穂の   ゆらゆら生活あれやこれや
by n-katsuragi
探せ!
2008年 09月 20日 |
その時、それは私の手からほろりとこぼれ落ちた。

「あっ!」

床は絨毯。
細かい模様の絨毯の上に落ちたのであろうそれは、
まるでカメレオンのようにその姿をくらませた。

「うわー。見えない…」

じっくりと目を凝らす。
小さな小さな、そして華奢なそれは絨毯の毛足にまぎれる。
むむーん。

おもむろに虹組キララがしゃがみこんだ。
しゃかしゃか手を動かし始める。
まるでコンタクトレンズを探す洗面所の女のようである。
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「あっ!」
キララの目がピカーンッ!と光った。

「ありました。ふふふ」
キララは勝ち誇ったようにそれを掲げた。
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つけまつげ。
それも下まつげ。
小さな華奢なそれ。

「ありがとう」

私は何事もなかったかのように、それをキララの右目につけたのであった。
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